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これからの未来のカタチ

新しいワークフローと課題をナビゲートすることで、グローバルキャンペーンの新しいアイデアに弾みが付きました。

これからの未来のカタチは、2020年10月から2021年1月にかけて行われたSquareのグローバルマーケティングキャンペーンです。次に何が起こるのかをテーマにしています。希望の輪をつなぎ、先が見通せない状況であっても必ず可能性はあり、必ず前に進む道があるという気付きをもたらす構成となっています。グローバルキャンペーンをリモートで行うプロセスを通して、弊社でもいくつか同様の気付きがありました。

クリエイティブなコミュニティ全体でみられるように、弊社は自らのビジョンからぶれないものを創作するため、コンセプトやプロダクションの進め方を一新しました。このプロセスにおいては、台本がいわゆるガイド役となりました。

事業の運営には、不確定要素を抱えての運営が付きものです。

2020年10月にキャンペーンを始めたとき、不確定要素には事欠かない状況でした。3つのタイムゾーンに散らばる参加チームをどうまとめればいいのか?セットをできる限り安全にするにはどうしたらよいのか?出演者がセット上でどのよう見えるか、どうやって確認したらよいのか?

成功のカギとなったのは、広範囲におよぶコラボレーションの実施です。当初から世界各地のSquareから人を集めてチームを構成し、キャンペーンの方向性を話し合いました。人々の斬新なアイデアをすべて取り入れ、コンセプトにアクセントを付け、そして最終的により意義のあるものへと作り上げました。

またチームは、安全を最優先にしながらこの不確定要素に配慮しなければなりませんでした。クリエイティブな指示を出す必要があったばかりでなく、予備を用意することが必要でした。予備のスタッフ、出演者、ワードローブ、ロケーション、音楽、すべてです。スタッフは最小限の人数にして、全員にCOVID-19検査の義務付け、出演者は撮影の直前までマスクを着用しました。それでもプロデューサーとプロジェクトマネージャーは、最悪の事態を考慮に入れながらすべてを計画しました。そして実際のところ、予備のワードローブを使用することはありませんでした。

カメラを通して見える世界、複製を重ねてショットを構成します

私たちは、クリエイティブな計画を立て、不測の事態に備えて準備をしていました。しかし、仮想店舗に慣れるまでには時間がかかり、その場の判断で電話でやり取りをする必要もありました。

瞬時の決断と計画を実行する

何をするにしても、制作には時間に制限があります。クルーや人材との時間は限られ、時代の変化に対応しなければならず、すべての計画は完璧に準備しなければなりません。あらゆることを考えても、次の計画を始めるまでに、少ししか試すことはできません。ここでは、全体像を持っていること役立ちました。私たちはそれを構築する必要があったのです。

家具工場のセットで撮影をセッティングする制作スタッフ

また世界中の聴衆向けに撮影を行う場合には、細かいディテールが極めて重要です。英国、オーストラリア、カナダ、米国の人々が共感できる世界観を作り出さなければなりませんでした。撮影用レストランを、それぞれのお国柄を反映したテーブルセッティングにしました。道路を通る車が左側通行になるよう撮影画像を反転させました。ロサンゼルスでロケでは、撮影画面にヤシの木が我が物顔で写りこまないように気を遣いました。しかし詳細に照準を合わせながらも、すべてが総体的に感じられるよう目配りしなければなりませんでした。

フライングして、仕切り直しをすると、思ってもみなかったスタートが切れるものです。

時には、仕切り直しが必要な場合もあります。自宅オフィスのセットを作成するにあたり、適したところで撮影したいとずっと探していたのですが、候補のロケーションと折り合いがつかないことが何回か続きました。最終的に採用したのは、別のシーン用に撮影した家具工場内の小さなサイドオフィスでした。観葉植物を置いたり、カスタムメイドのポスターや、デスクトップ、Reece the dogのカメオでそれらしくして、自宅感を出しました。ものを新たな角度から見て時間を節約し、トラブルを回避しました。そして最も重要なことに、撮影の役に立ったのです。

ホームオフィスセットでショットを合成

多くの制約があるなか撮影したため、撮ったものが完全に機能するよう後からしつらえる必要がありました。このため、事前に計画してからあらゆることを決定して、真にまとまりのある体験を作り出さなければなりませんでした。写真と動画の両方について社内のデジタル技術担当の協力を仰ぎ、結局はカメラ内のコピーオーバーレイを使用して、必要なショットを構成するという手法をとりました。コピーをマッピングしながら、カメラアングルをわずかに変えて、背景のポスターを再配置して、またはポーズを調整してと、リアルタイムで編集できたのです。

事業の運営は、自分で決めた道を行くしかありません。

このプロセスを通してあらゆる言葉、音、画像を巧妙に処理するのには大変時間がかかりました。まとまりを維持しながらもハッとする何かがなくてはなりませんでしたから。30秒でストーリーを伝えるとしたら、3秒はもちろん、1秒ごとが非常に重要です。エネルギッシュさを出すため、私たちは1960年代後期の忘れ去られた賛歌を採用しました。ビジュアルの風合いについても16ミリフィルムを使って、複数のフレームレートを組合わせストロボ効果を加えました。ヒーローたちをご紹介する私たちなりのデザインを開発して、メッセージを織りなし、かすかに周りの世界を反映させました。

Covidの中で撮影するのは骨が折れましたが、今になってみるとこの困難を乗り切ることは、私たちのビジョンにぶれがなかったからからこそ、わりとかんたんに克服できたのだと証明されたといえます。
Cait Oppermann、フォトグラファー

ディレクターのTerry Hallと動画プロダクションパートナーであるPsyopの協力により、弊社はスケール感のある視点とスタイリッシュなカメラテクニックで新機軸を打ち出して、ものごとを新たに見つめ、異なるアングルからアプローチしました。これは、方向転換し適応することを語るこのストーリーの核心的な部分に当たります。フォトグラファーのCait OppermannとフォトプロダクションパートナーであるVersatile Studiosとも、私たちのストーリー独特の配色についての豊かなフィーリングを育みながら、各パレットを完成させるための特殊照明をデザインしました。これらのストーリーのあらゆるディテールが、ユーザーの皆さまの奥深くに届くことを願っています。

小売店の撮影でアングルとライティングを試す

そして、うまくいくものを発見したら、あなたが未来を作ります。

私たちのビジョンを実現するためには、制作パートナーをできるだけ具体化しなければならないことはわかっていました。また、誰であれ連れてきた人を信頼する必要もありました。構想をねるのと同じように、私たちは思いもよらない方法で仕事を押し進めてくれるパートナーを探しました。

さらに小売店での撮影でカメラを覗いてみました。

HallとOppermannおよび彼らのチームとのコラボは、実り多いものでした。Hallは30秒のスポットを作成する経験が豊富で、会話を次から次へと繰り出してくれました。極めて多くの知識と才能を持つOppermannは、弊社とのコラボレートで高いセンスを披露しながらも、ビジネス運営の現実に寄り添った落ち着きのある写真を届けてくれました。

チーム全体(写真、動画、アートディレクション、デザイン、コピー、プロジェクトマネジメント、マーケティング)が、このキャンペーンの実行を手助けしてくれました。 あらゆるアイディアを取り入れ、真に個性的なものを創り出すサポートを惜しまないチームの信頼感。まさに信頼こそが、「これからの未来のカタチ」で大きな役割を果たしました。未来は、新たな方法で共に働く可能性を見つけることから始まります。今回その方法において、新たな課題が制約になることはありませんでした。彼らは新しいアイディア、新しいソリューション、そして誇らしくもクリエイティブな結果をもたらしてくれました。

キャンペーンクレジット: Justin Lomax( クリエイティブスタジオリーダー)、Ward Sorrick( スタジオリーダー)、Kim Miles(写真リーダー)、Carl Sturgess( ビデオアートディレクター)、Evan Groll( ビデオプロデューサー)、Amy Schacter(ポストプロダクションスーパーバイザー)、Michelle Mintz( 写真プロデューサー)、Amy Feitelberg(写真AD)、Rob Dicaterino(写真ポストプロデューサー)、Ani Espejo(PDプロデューサー)、Eileen Tjan( グループクリエイティブディレクター)、Sean Conroy( グループクリエイティブディレクター)、Neil Maclean(フリーランスアートディレクター)、Said Fayad(アートディレクター)、Kae Yen Wong(シニアコピーライター)、Jonathan Skale(シニアコピーライター)、Kate Doyle(デザイナー)、Fin Wang(デザイナー)、Alex Sirjani(プログラムマネージャー)、Lauren Weinberg(グローバルマーケティング主任)、Mandeep Gill(グローバルブランドリーダー)、Janjay Sherman(ブランド戦略担当)、Tracy Kim(アソシエートブランドマネージャー)、Jordan Ng(ブランドマネージャー)、Nat Meier(ソーシャル担当)、Mallory Russell(コンテンツ主任)